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日本の政治家を見るときは、ここを見よ!

こんにちは。今日は政治のお話、日本の戦後政治の話をします。

 

まず、いきなり衝撃の一言から。

 

「日本はアメリカと中国の代理戦争の場だ!」

 

えっ、ほんまかいな・・・!?

 

と思った、そこのあなた!

 

残念ながら、だいたい当たっています( ;∀;)

 

そして、それが政治の舞台にも反映されています。

 

政治家を見るポイント

 

もし「政治家を見るポイントは?」を聞かれたら、私は、こう答えます。

 

「日本の政治家を見るときは、その人がアメリカ寄りか中国寄りかを見よ!」

 

いわゆる親米とか親中という言い方をします。

 

ただし、がっつりアメリカ寄り、あるいはかっつり中国寄りという人は、あまり多くはありません。だいたいの人は、どちらかと言えば・・・みたいな立場です。

 

分かりやすく、はっきりとアメリカ寄りだった政治家がいます。その政治家は、小泉純一郎です。

 

小泉純一郎は、首相在任中、当時のアメリカのブッシュ大統領と親密な関係でした。ブッシュ政権が始めたアフガン戦争、イラク戦争をいち早く支持し、自衛隊を派遣しました。

 

経済でも新自由主義に舵を切り、「日本をアメリカ型の市場にした」と言われています。

 

このように親米の一方で、小泉純一郎は反中でもありました。

 

だから当時の中国との関係は冷え込んでいましたね。

 

小泉純一郎はがっつりアメリカ寄りでした。反対に、がっつり中国寄りの政治家は、田中角栄です。

 

田中角栄は、親中反米です。

首相在任中、日中共同声明に調印し、中国(中華人民共和国)との国交を正常化させました。実はその裏で、中華民国との国交を断絶しているのですが・・・

 

親中の一方で反米でもありました。

よく「反米だったから、ロッキード事件で逮捕された」なんて説も言われています。

 

親米、親中が分かれば自民党の派閥も分かるようになる

 

さて、アメリカ寄り、中国寄りという話をしましたが、それが自民党の派閥にもつながっています。

 

自民党の派閥、

ご存知でしょうか?

 

よく〇〇派という言い方を耳にしたこともあるかと思いますが、政治に詳しくなければ、あまり派閥はよく分からないという人が多いと思います。

 

自民党の派閥、細かいことは気にせず、ざっくりと押さえておきたいのであれば、「清和会」と「経世会」という派閥を知っておけばいいでしょう。

 

清和会は、今の自民党の主流派と言われ、安倍首相も清和会出身の政治家です。清和会出身の政治家で有名な人は、以下の人たちがいます。


安倍晋三森喜朗小泉純一郎など。

 

その一方で、かつての自民党の主流派だったのが、経世会です。経世会田中角栄竹下登の流れを汲む派閥で、今は名前は変わっていますが、とは言いつつも、今でも経世会と言っても通用します。

 経世会出身の政治家で有名な人は、以下の人たちがいます。


竹下登小沢一郎小渕恵三石破茂など

 

そして、冒頭から説明している、「アメリカ寄りか中国寄りか」の話に関連して。

アメリカ寄りなのが清和会、中国寄りなのが経世会です。

 

ただし、これはあくまでも「そういう傾向にある」という話で、必ずしも清和会に所属しているから親米、経世会だから親中ということでもありません。

 

 今の安倍政権について

先ほど述べたように、今の安倍政権も、もとは清和会出身です。

 

だからアメリカ寄りの立場

 

とは言いつつも、がっつりアメリカ寄りでもないようですし。中国にも気を遣っている感じもあります。。。

 

本当はアメリカ寄りだけど、遠慮して中国寄りも演じている。。。?

 

それもそのはず、安倍政権の周りの政治家は中国寄りが多い!!

 

二階幹事長も、公明党も、中国寄りです。茂木外務大臣経世会出身ですし・・・

 

 日本の政治家を見るときは

さて今日のおさらい。

 

「日本の政治家を見るときは、その人がアメリカ寄りか中国寄りかを見よ。」

 

この政治家はアメリカ寄りなんだろうか、中国寄りなんだろうか、あるいは今の政権はアメリカ寄りなんだろうか、中国寄りなんだろうかという目で見ると、政治家が何をしたいのか、どういう方向に日本を導いているのかが分かってくるかもしれません。

 

アメリカ寄り」か

 

「中国寄り」か

 

あれ?

 

日本寄りの政治家はいないんでしょうか。

 

親米でもなく、親中でもなく、新日の政治家は・・・

 

意外と少ないのかもしれません。